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ヴェルディ:歌劇 ≪マクベス≫ (2006)
このヴェルディ・フェスティヴァルでの上演では、マクベスに大ベテランのヌッチを起用。当時64歳のヌッチの声は相変わらず輝かしく力強くそして美しいもの。長年マクベスを得意としてきたヌッチの集大成といえる歌を楽しめます。マクベス夫人は、フランスのドラマティック・ソプラノ、シルヴィー・ヴァレル。度々の来日で日本でもおなじみのソプラノです。レパートリーがかなり広い人なのでヴェルディ・ソプラノの印象があまりありませんが、実はヴェルディのオペラの役を12も持ち役にしているほど得意にしています。中でもマクベス夫人は当たり役で、美しい容姿もあって、魔性の女の雰囲気が色濃い魅力的なものです。バンコのエンリーコ・イオーリは、地元パルマのバス。イタリア人バスの逸材として2000年頃から幅広く活躍しています。マクドゥフのロベルト・イウリアーノは、ミラノ出身のテノール。美声の軽めのテノールでしたが、近年は貫禄を増し、このマクドゥフは大いに称賛されました。指揮は当時80歳の大ベテラン、ブルーノ・バルトレッティ。筋金入りのヴェルディを聴かせてくれます。
ジャンル: Music
キャスト: Leo Nucci, Enrico Iori, Sylvie Valayre, Tiziana Tramonti, Roberto Iuliano, Nicola Pascoli
クルー: Andrea Bevilacqua (Director), Giuseppe Verdi (Original Music Composer), Francesco Maria Piave (Writer), William Shakespeare (Original Story), Liliana Cavani (Director), Bruno Bartoletti (Music Director)
Subtitle: ETC.