殺しても死なない男、ジョーカーは死の淵を彷徨いながらも、涼子の献身的な看護で息を吹き返した。また、何よりも大事な恋人を殺されたオサムもラッツへの復讐を誓う。復活を遂げたジョーカーはBJと再会する。悪党稼業を副業にしながら、役者をしているBJはかつての強盗仲間。何かと頼りになる男だ。特に武器や秘密兵器等のエキスパートで、オサムの居所を突き止めたのもBJだった。 一方、ラッツは手にした大金で屈強な手下を従え、クラブ建設に躍起なっている。高らかにほくそ笑み、その名の通りの小悪党ラッツ。だが、外道の命運も尽きる。彼らの目の前に現われたのは、死神のように不敵な笑みを浮かべたジョーカー。対峙したジョーカーの二丁拳銃から、怒りの銃弾が激しく放たれた―。 しかし、ジョーカーはまだ知らない、涼子の背後に組織の影が近づいている事を…