宮野真守、井上小百合が歌い演じる“ストーカー男”と“ドＳな少女”。劇団☆新感線のいのうえひでのりが人間のさがを描く究極のエンターテインメント。 劇団☆新感線のいのうえひでのりが“決してエンターテインメントを諦めない！”という決意で“今ならでは”の2人芝居への挑戦をした、ヴィレッヂプロデュース2020「カチカチ山」。「密にならない最少規模の公演と銘打っていますが、僕自身としては結果的には過去最大のチャレンジとなっています」と語るのは主演の宮野真守。公演延期となった「神州無頼街」で福士蒼汰とタッグを組む姿が待ち焦がれられていた宮野が、この企画にあらためて共鳴し、コメディ要素の強い役を歌も交えて全身で演じる。共演は乃木坂46の1期生として活動、昨年春卒業し女優として活躍中の井上小百合。 太宰治の短編「カチカチ山」をもとにストーカーとなった男とドSな少女の駆け引きを描いた本作。人間の心のひだを書かせたら日本一の青木豪が最高の台本を書いた。2人芝居とは思えないエンターテインメント色豊かな演出で人間の心の闇と愚かしさ、残酷性を際立たせ「人を好きになってしまうこと」「夢を諦めないこと」とはどういうことなのかを浮き彫りにする。